【書評】1日2回のチャートチェックで手堅く勝てる兼業FX~田向宏行~

手堅く勝てる兼業FX

「FXをやってみたいけど、チャートに張り付いているのは嫌だ」という方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

チャートに張り付いて、それで大きな利益が出せればよいのですが、損失が膨らむばかりという場合も。

今回の記事で紹介する本『1日2回のチャートチェックで手堅く勝てる兼業FX』では、テクニカル分析だけを用いて、主に数日から数週間のトレードで利益を獲っていく方法が解説されています。

また、デイトレードにも応用できるので、チャートに張り付いてトレードできる方にも有用な一冊です。

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本書が向いている人、向いていない人

本を買って読んでみても、自分には向いていなかったということがあると思います。

本書が向いている人と向いていない人を簡単にまとめますので参考にしてください。

本書が向いている人

  • FXの入門書(テクニカル分析についても触れられている本)を読み終わった人
  • トレンドフォロー系の手法を探している人
  • 勉強しすぎて何をしたらいいのか分からなくなってしまった人

本書が向いていない人

  • スキャルピングの手法を探している人
  • 勝率100%じゃないと納得できない人
  • MT4を使うことに抵抗がある人
  • 「ディナポリ」と聞いてトレード手法が思いつく人

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本書のトレード手法

本書で紹介されているトレード手法は、トレンドフォロー系です。

トレンドの始まりと終わりを移動平均線などを用いて判定し、トレンド内の安全そうな部分だけでトレードします。

トレンドの頭と尻尾は捨てて、真ん中を獲っていくような手法です。

トレンドフォローの王道と言えるでしょう。

本書の特徴

本書の内容は、初心者が読んでも分かるように、段階を追って説明されています。

その段階は、以下のとおりです。

  1. トレードの心構え
  2. ローソク足の見方
  3. ダウ理論の基本
  4. 移動平均線を使ったトレード
  5. ディナポリを使ったトレード

2~5では同じことが繰り返されます。

ただ、最初はローソク足だけ、次にダウ理論も使ってみる、移動平均線も使ってみる、最後にディナポリも使ってみる、という具合に、段階的に手法が完成していきます。

この手法で勝てるのか?

勝率100%は無理ですが、勝てる手法です。

典型的な「小さく負けて、大きく勝つ」手法ですので、しっかりと損切りしながら大波を捕らえていけば利益も増えていきます。

この「小さな負け」を許容しながら、この手法を信じて使い続けることが出来るかどうかが鍵になりそうです。

本当に1日2回のチャートチェックだけで勝てるのか?

本書では、ローソク足一本につき、1~2回のチェックをすることが勧められています。

つまり、日足を使ったトレードをする場合、1日1~2回のチャートチェックが求められます。

ですので、例えば4時間足を使った場合は、4時間に1~2回のチャートチェックが求められます。

もちろん、睡眠時間中はチャートチェックなどできませんので、指値・逆指値などを上手く使ってトレードすることになるでしょう。

最後に

本書のトレード手法は非常にシンプルです。

シンプルですが、全く練習せずにいきなり本番で使って勝てるようなものではありません。

最初はデモトレードで練習して、コツを掴んだらリアルトレードで実践することをお勧めします。

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