【書評】いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン~大塚雄介~

いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン

ビットコインを始めとした仮想通貨は、「通貨」と名がついていますが、それ自体がテクノロジーの塊です。

電子マネーと同じように使う分には技術的なことは知らなくても良いかもしれません。

ですが、どのような技術が使われているのかを知っていたほうが、「なぜ、こんな結果になったのか」の答えを導き出すことが出来ます。

本書『いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』では、ビットコインで使われている技術が非常に易しく解説されています。

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著者について

本書『いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』の著者は、仮想通貨取引所コインチェックの取締役でもある大塚雄介氏。

物理学の博士号もお持ちです。

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Q&A形式

本書のほとんどは、最初に問いがあり、それに続いて解説をしていくという形式がとられています。

例えば「ビットコインは電子マネーとどう違うの?」という問いが出されます。

それに対して、「ビットコインには国境がない」「ビットコインの単位はBTCだ」などの回答が出され、詳しい解説が続きます。

問に対して解答していくという形式をとっているため、読み進めるうちに自分の中で疑問が解決していく爽快感が味わえます。

技術以外の話題も

本書では、ブロックチェーンやマイニングといった技術的な部分の説明に多くのページが割かれています。

その一方で、コピーや改ざん、盗難といったセキュリティに関する問題や、法整備に関する問題なども取り上げられています。

ネットワーク上を飛び交っている電子データであるビットコイン。

ビットコインがなぜコピーされないのか、説明できますか?

少し古いところもあるけれど

本書が出版されたのは2017年3月。

ビットコインを取り巻く環境は急激な変化を遂げ、本書が書かれた当時とは状況が大きく変わっています。

例えば本書では、「1ビットコインが10万円」なんて話が出てきますが、私がこの記事を書いている現在、1ビットコインは170万円です。

では、本書の内容はもう古いのかというと、そういうわけではありません。

本書で説明されている内容は普遍的なものです。

ビットコインが今のビットコインである限り、変わらず使われ続けます。

根本的な技術は変化せず、本書で説明されている技術も現役で使われているものです。

最後に

仮想通貨の専門家になるのなら別ですが、一般人が仮想通貨について学ぶなら、この一冊で充分です。

本を読み慣れている人なら1~2時間で読み終わるようなこの一冊で、仮想通貨の全体像が学べます。

「仮想通貨? よくわからない。なんか恐い」

わからないままでいるより、一歩踏み込んでわかるようになった方が、見える世界が変わってきますよ。

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