【Popular Science】ロサンゼルスは道路を白く塗り始めた

都市緑化

こんにちは。

今日は、Popular Scienceのウェブサイトに掲載されていた”To guard against climate change, Los Angeles is painting its streets white”という記事を紹介します。

ロサンゼルス全体の道路を白く塗ろうという計画。

既に実行に移されています。

このような計画を立てた背景には、東京も悩まされている問題がありました。

この記事の英語原文は、Popular Scienceのこちらのページで読むことが出来ます。

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高温都市

ロサンゼルスが今回、道路を全て白く塗るという計画を実行に移したのは、東京はもちろん、世界の都市が抱えているある問題がありました。

「都市は、ヒートアイランド現象により、気温が高くなる傾向があります(Cities are prone to overheating, thanks to something called the urban heat island effect.)」

都市には日陰が少なく、コンクリートは熱を吸収し、道路の塗装は黒っぽいことが多い。

黒は熱を吸収します。それに対し、白は光を反射し、熱をあまり溜め込みません。

この性質を利用して、ロサンゼルス中の道路を白く舗装して、都市全体の気温を下げようと考えたのです。

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特殊な塗料

今回、ロサンゼルスで使用されている塗料は、単なる白い塗料ではありません。

「ロサンゼルスでは、CoolSealという、黒いアスファルトよりも道路や駐車場を10度も涼しく保つグレーの塗料で塗装をしています(Los Angeles is coating its roads in CoolSeal, a gray paint that keeps streets and parking lots 10 degrees cooler than black asphalt.)」

CoolSealは軍隊で使用されている塗料で、CoolSealで滑走路を塗装したところ、そこに停められていた偵察機が熱くならなかったそうです。

期待されること

CoolSealで道路を塗装することで、当然、ヒートアイランド現象の改善が期待されます。

そしてそれに伴い、様々なことが期待されています。

まず、夏に高騰する電気代の節約

エアコンなどを使うため、どうしても高くなってしまう夏の電気代を下げることが期待されています。

また、光化学スモッグなどの大気汚染があまり発生しなくなります。

これにより、特に喘息などの呼吸器系の疾患を持った方たちが生活しやすくなるでしょう。

もちろん、道路をCoolSealで塗装するだけでは不十分です。

建物、特に屋根を塗装し、さらには木を植えるなどして日陰を作る必要もあるでしょう。

このような取り組みは他の都市でも進められています。

例えば、ニューヨークでは、建物の屋根を光を反射するように白く塗装しています。

メルボルンでは、木を植えることで街全体の温度を下げる取り組みが行われています。

ヒートアイランド現象に対する取り組みは、ロサンゼルスだけでなく、他の多くの都市で実践されているのです。

感想

夏の東京都心部に行くと、あまりの暑さに気が遠くなります。

ヒートアイランド現象は最近発見された現象ではなく、もう何十年も前から言われていたことです。

東京も、屋上緑化や、水を吸って蓄える特殊な塗装を行うなどして対策を行っていますが、まだまだ耐えきれないほど暑いというのが住む人の本音ではないでしょうか?

都市のヒートアイランド対策。

特に東京は、夏のオリンピックを控えているのですから、今以上に積極的に取り組まないと、選手や応援の人が熱中症で搬送されるという事態にもなりかねません。

10度も下げられる塗料があるのでしたら、都税を使ってアメリカから大量に輸入しても都民は文句を言わないのではないでしょうか?

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