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【ニュースで英会話】ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞

原爆ドーム

こんにちは。

今週のNHK(テレビ)ニュースで英会話は、国際的に核兵器の廃絶を訴えている組織ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)が、ノーベル平和賞を受賞したというニュースが取り上げられていました。

そもそも、ICANとはどのような組織なのか?

ICANはどのような活動を行っているのか?

さらに、国連で採択され、日本が参加しなかったことでも話題になった核兵器禁止条約や、1970年に発効された核拡散防止条約についてなど、核を取り巻く現状について、話は広がっていきます。

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ICANとは

ICANとは、International Campaign to Abolish Nuclear Weaponsの略称で、日本語では核兵器廃絶国際キャンペーンと訳されます。

2007年設立に設立され、その本部はスイスのジュネーブにあります。

ICANの活動には、日本を含む世界101カ国から468のNGOが参加しています。

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ICANの活動

ICANの活動を支えている中心は、世界各国の平和団体に所属する20~40代の若い世代。

国連で行った演説をSNSで世界中に発信するなどして、自分たちの主張を世界に広めていきました。

そもそも、ICANの活動の中心は、広島・長崎の被爆者たちの証言を世界に広げること

そのため、今回のノーベル平和賞の受賞にあたり、ICANのメンバーたちは、日本の被爆者たちにも授賞式に参加して欲しいと訴えています。

核兵器禁止条約(Nuclear Weapon Ban Treaty)

核兵器禁止条約は、今年(2017年)の7月に、国連に加盟している122の国と地域が賛成することで採択されました。

来年にも発効される見通しとなっていますが、一方で、核保有国が参加していないという問題を抱えています。

また、アメリカの核の傘に守られている日本も、この核兵器禁止条約には参加していません

日本がこの核兵器禁止条約に参加しなかった理由は、この条約が現実的ではないから。

そもそも、核保有国が参加していないのだから、この条約に効力があるとは思えません。

逆に、核を保有している国と、核を保有していない国との間に大きな溝を作ってしまうのではないかと危惧されています。

核拡散防止条約(Treaty on the Non-Proliferation of Nuclear Weapons)

1970年に発効された、核拡散防止条約。

この条約では、当時すでに核を保有していた、米、英、仏、中、ソ連(現ロシア)以外の国が核を保有することを禁止しています。

核保有国は核軍縮に務めることが義務付けられているのですが、成果は上がっていません

米・露は、核戦力の近代化を進め、中国は核兵器の保有数を増やしています。

また、インド パキスタン イスラエルが新たに核兵器を保有し、最近では北朝鮮が核実験を繰り返しています。

なぜ核兵器のない世界を実現できないのか

現状、核兵器による攻撃・威嚇に対抗する手段が、核兵器を保有することしかありません(核抑止)。

冷戦時代、アメリカとソ連は、もしもどちらかが相手を核攻撃した場合、核による反撃により、両国共に全滅すると分かっていました(相互確証破壊:Mutual Assured Destruction)。

冷戦時代の平和は、核兵器による恐怖の均衡の上に成り立っていたとも言えるのです。

核抑止は機能しているのか

少なくとも、第二次世界大戦後、今まで、世界中を巻き込む大きな戦争は起きていません。

その意味では、核抑止は機能していると言えるのかもしれません。

ですが、北朝鮮のように、核保有を世界に知らせることで威嚇する国も出てきました。

核抑止が今後も機能し続けるのかどうかは疑問が残ります。

ICANから日本へのメッセージ

ICANのアジア太平洋地域の責任者は、日本に向けてこんなメッセージを送っています。

「日本が核兵器禁止条約に参加しなかったことは、被爆者に対する裏切りである」

核被爆国としての日本の立場が問われています。

感想

核兵器はあってはならないものだと私は考えています。

核兵器を保有している国が1つでもあれば、その国のことを良く思わない国が核兵器の保有を本気で考え、実際に保有することも考えられます。

もしも世界中の国が一斉に核兵器を廃棄したとしても、本当に全ての核兵器を廃棄したのか、という疑問が残り、結局は、極秘に核兵器を保有する国が出てきてしまうでしょう。

核兵器というものを一度手にしてしまった人類は、もう、核兵器を完全に放棄することは出来ないのかもしれません。

ならば、たとえ核兵器を保有している国があるとしても、それを使わせないようにするにはどうすればよいかを考える方が現実的なのではないかと思います。

結局のところ、人間と人間の間に争いごとが起こる限り、戦争はなくならないし、核兵器もなくならないのかもしれません。

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