翻訳の検定試験って、どれを受けたら良いの?

翻訳の検定試験

こんにちは。

今日は、私の本業である翻訳業について。

翻訳にも検定試験がいくつか存在します。

「受けた方が良いの?」

「どれを受けたら良いの?」

私も以前は受けていました。

今回は、代表的な翻訳検定試験について、まとめます。

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ほんやく検定

おそらく日本で最も有名な翻訳検定試験だといえるでしょう。

一般社団法人 日本翻訳連盟が実施している検定試験です。

試験は年2回実施され、自宅で受験ができます。

2級以上に合格すると、日本翻訳連盟に登録している会社から「うちのトライアルを受けてください」とか「うちに登録しませんか」とかいった連絡が来るそうな。

ただし、不合格だった場合は得るものがほとんどありません。

「不合格です」という通知が来るだけ。

悪かったところを教えてもらえるわけでもなく、訳例をもらえるわけでもなく。

「訳例が欲しかったら、過去問題集を買ってね」

というのがこの検定試験のスタイルです。

私も、まだトライアルを受け始める前に一度だけ受験しましたが、受けても何の足しにもならないので、それっきり受けていません。

この検定試験は、「すでに翻訳者として充分な実力のある人が、契約先を増やすために受ける試験」というのが私の印象です。

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TQE

大手翻訳スクールのサン・フレア・アカデミーが実施している検定試験です。

年に4回実施され、英語の他にも、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語、韓国語の試験も実施されています。

TQEは、受験者一人ひとりに対して訳文についてのコメントを送ってくれます。

決して詳細な添削ではなく、あくまでもコメントですが、訳文のブラッシュアップをするために参考になります。

また、訳例ももらえます(もちろん、無料で)。

3級以上に合格すると、業界大手の翻訳会社サン・フレアに登録できます。

サン・フレアは、翻訳者に対する報酬が異常に少ないことで有名ですが、それでも良いなら登録してみるのも良いかもしれません。

私の場合、初めて3級に合格した頃は、まだ収入が安定していませんでした。

黒字になる月もあれば、赤字になる月もあり。

その後は、ある翻訳会社から継続的に翻訳依頼が舞い込むようになり、他の会社からも依頼を貰えるようになり、毎月黒字を出し続けています。

TQEは、コメントを貰えるので、勉強の一環として受けてみることをお勧めします。

なお、私はサン・フレアには登録しませんでした。

サン・フレアには申し訳ないのですけれど、料金があまりにも低かったものですから。

知的財産翻訳検定試験

特定非営利活動法人(NPO)日本知的財産翻訳協会(NIPTA)が実施している、特許明細書翻訳専門の検定試験。

難易度が高く、知名度は低い。

過去問とその訳例は、すべてウェブサイト上に公開されているので、気になる方は見てみると良いかも。

私は受験経験がありません。

もうちょっと知名度が高ければ良いのですけどね。

工業英検

公益社団法人日本工業英語協会が実施している試験。

技術英語ライティングの試験なので、和訳のみで勝負される方には無用の試験。

難易度が高く、知名度も高い。

工業英検1級の公式参考書は大変わかりやすくまとまっていて、正確で分かりやすい英文を書くための技術や知識を学ぶことができます。

難しい試験なので合格するのも一筋縄ではいきませんが、1級に合格するだけの実力があれば、翻訳者として引く手あまたとなるのは間違いないでしょう。

そもそも、検定試験って必要?

最後に、私の「検定試験に対する考え方」を書いて終わりにします。

翻訳に限って言えば、検定試験なんて必要ありません。

大事なのはトライアルに合格することと、合格後に引き受けた仕事で充分な実力を示すことです。

どうしても試験を受けたいのでしたら、TQEを受けましょう。

TQEは、受験者一人ひとりにコメントを送ってくれますから、自分の良い点・悪い点を把握して、実力向上につなげることができます。

ただし、トライアルも受け続けることが大事です。

翻訳会社にはそれぞれ特徴があり、相性の良い翻訳会社に出会えれば、検定試験で不合格でも継続的に仕事をもらえます。

最終目標はなんですか?

検定試験に合格することですか?

ほとんどの人は、翻訳でお金を得ることではないでしょうか?

自分の最終目標が何なのかを明確にした上で、無駄のない行動をすることをお勧めします。

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